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2015年安保法制関連法案に反対する横浜市立大学有志共同アピール

横浜市立大学有志共同アピール

安全保障関連法案に反対し、廃案を求めます

 現在国会において審議されている政府提出の安全保障関連法案に対して、私たち横浜市立大学学生、教員、職員有志は反対し、その廃案を求めます。それは、安全保障関連法案が日本の国のあり方を大きく変えうるものであるにもかかわらず、内容についても、審議のやり方についても、あまりにも問題が多いと考えるからです。
 まず、安全保障関連法案は、「集団的自衛権行使」の名のもとに、自衛隊をいつでも、どこでも、どこまでも派兵することを可能とするもので、明白に憲法9条に違反しています。このことは、大多数の憲法学者や歴代の内閣法制局長官が法案は違憲と主張していることからも明らかです。
 次に、この法案は立憲主義を否定するものです。いかなる法律も政府の行動も憲法を遵守しなくてはなりません。それにもかかわらず、安倍内閣は憲法の解釈を一方的に変えて「集団的自衛権は合憲」としたのみならず、この違憲の法を成立させようしています。これは、明らかに立憲主義を否定することであり、ひいては無法な独裁的政治に道を開くものです。
 第三に、政府の審議の仕方も指摘せねばなりません。政府は衆議院審議において野党からの問いに対して誠実に応答せず、まともな説明をしませんでした。このような政府の態度は、異なる意見を尊重しつつ、理性的な討議を通じて適切な立法を行う議会制民主主義に反するものです。
 第四に、衆議院での強行採決は国民主権を否定するものです。安全保障関連法案に対する反対の声が強く、また法案成立を急ぐことへの懸念を持つ人々が圧倒的に多数であるにもかかわらず、政府与党は衆議院において強行採決を行いました。このことは、主権は国民にあるとする主権在民と民主主義の原理をふみにじるものであり、決して許されてはならないと考えます。
 第五に、あらためて憲法9条を最大限に活かした平和外交を行う重要性です。安全保障関連法案は、軍事力や武力行使で日本の「安全保障」や「平和」をめざすものです。しかし、それで平和をつくれないことは、第二次世界大戦の悲惨な敗戦や、現在の泥沼状態にあるイラク、シリア、アフガニスタンなどの状況を見れば明らかです。
 憲法9条は300万人以上の日本国民、およそ5000万人の第2次世界大戦の犠牲者の上に、「紛争を解決する手段として二度と武力を用いない」確固たる決意とヴィジョンとして世界に示されました。それにより、とりわけアジア諸国の信頼を取り戻し、日本の平和を維持する役割を果たしてきました。今後も軍事力や武力行使ではなく、憲法9条を存分に活かすことで日本の安全を保障し、国際平和を追求するべきであると考えます。
 すでに、全国の数多くの大学で法案への反対を表明する動きが広がっており、学生、学者の法案に対する、理性と知にもとづく抗議行動もさらに高揚しつつあります。
 私たち横浜市立大学の学生・教員・職員有志も、大学で学び、研究し、働く者として、この問題を重く受け止め、検討し、行動する責任を負っていると考え、ここに安全保障関連法案に反対する意見を表明します。平和な未来と、知を創造する自由を守るため、法案への反対、抗議に賛同されるよう、横浜市立大学内外の学生、大学教職員と社会のあらゆる人々に訴えます。

     2015年8月7日
     安全保障関連法案に反対し、廃案を求める横浜市立大学有志


賛同者(2015年8月29日現在)
 (*付き氏名は呼びかけ人)

声明賛同者(2015年8月29日現在)

〈教職員・研究者〉
有馬斉(国際総合科学部准教授)
五十嵐陽子(英語講師)
池谷尚美(非常勤講師・卒業生)
石川文也(元横浜市立大学教員・現立教大学教授)
一楽重雄(名誉教授)
今井清一(名誉教授)
上杉忍(名誉教授)
上村雄彦*(国際総合科学部教授)
大西文行(名誉教授)
岡眞人(名誉教授)
乙坂智子(国際総合科学部准教授)
小野塚知二(元横浜市立大学教員・現東京大学経済学研究科教授)
影山摩子弥(国際総合科学部教授)
加藤千博(国際総合科学部准教授)
加藤晴康(名誉教授)
金子文夫*(名誉教授)
木下芳子(名誉教授)
倉持和雄(名誉教授・現東京女子大学教授)
河野純一(名誉教授)
斉藤昭子(元非常勤講師)
齋藤範(非常勤講師)
佐々木秀太(元横浜市立大学教員)
佐藤真彦(元横浜市立大学教員)
清水雅大(客員研究員)
鈴木重周*(共同研究員・日本学術振興会特別研究員)
須藤遙子(横浜市立大学客員准教授)
高橋寛人*(国際総合科学部教授)
長尾演雄(名誉教授)
中谷崇(国際総合科学部准教授)
中西新太郎*(名誉教授)
永岑三千輝*(名誉教授)
西島益幸(国際総合科学部教授)
長谷川真里(国際総合科学部教授)
坂智広(国際総合科学部教授)
平井美佳(国際総合科学部准教授)
平松尚子(国際総合科学部准教授)
廣田全男*(国際総合科学部教授)
藤井一幸(国際総合科学部教授)
丸茂信行(元職員)
三上真司(国際総合科学部教授)
三輪(藤岡)律江(国際総合科学部准教授)
村田隆一(国際総合科学部教授)
本宮一男(国際総合科学部教授)
森本芙佐子(非常勤講師)
矢吹晋(名誉教授)
山根徹也*(国際総合科学部准教授)
横山晴彦(名誉教授)
吉川智教(名誉教授・早稲田大学大学院ビジネススクール教授)
吉田誠(元横浜市立大学教員・現立命館大学教授)
渡會知子*(国際総合科学部准教授)
和仁道郎(国際総合科学部准教授)
 ほか
56名

〈学生〉
桑島みくに(国際総合科学部)
酒井萌実(国際総合科学部)
瀧元深祈*(国際総合科学部)
 ほか
22名

〈卒業生〉
桑島政臣(医学部卒・川崎医療生協理事長)
大石舞(国際総合科学部卒)
加藤誠
木村薫(国際総合科学部卒)
佐々木秀樹(医学部卒・医師、川崎協同病院母子センター長)
鈴木進一(文理学部卒)
鈴木静香(国際総合科学部卒)
高木晶弘(日本リザルツ職員)
徳本善彦(土佐鶴ネイション)
原弘明(医学部卒・医師、神奈川県民主医療機関連合会会長)
丸浜江里子(文理学部卒)
 ほか
71名

〈アピールに賛同する市民〉
新井克己
飯田学史(弁護士・横浜弁護士会)
加藤竹欣
禧久章蔵
久保宏志
佐々木克己
鈴木伸
高島武雄
高梨晃嘉(かながわアクション代表世話人)
遠野はるひ
村田弘(「福島原発かながわ訴訟」原告団団長)
山本智美
吉田明
 ほか
75名(うち横浜市民59名、横浜市金沢区民34名)

総計224名
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コメント

どんどん広がっています

SEALDsを中心とする若者の反対運動も、学者の反対運動も、市民の運動もどんどんと広がりつつあります。感情論だとか、利己主義だといかいった批判をするむきがありますが、理性的で人の命のことを真剣に考えているのは、安保法制関連法案に反対しているがわです。がんばりましょう。

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